音声アシスタント機能とネット接続を組み合わせ、さまざまなサービスを利用できる「スマートスピーカー」です。利用者が「音楽が聴きたい」などと声でリクエストすると音楽が再生され、「洗剤が切れたから注文して」と語りかけるとECサイトで注文をしてくれる。スマホと連動させた電話の発信、音声によるネット検索をはじめ、将来的には、家電と連動して室温の調整や施錠なども行えるということです。スマートスピーカーは、人間の命令を聞いて理解する「人工知能を持ったスピーカー」といえるでしょう。実際に普及が拡大しているアメリカでは、口論する住人のそばにあったスマートスピーカーが自動的に通報し、傷害殺人事件を未然に防ぐ出来事もあったというのです。「Engadget日本語版」(2017年7月10日付)によると、米ニューメキシコ州で起こったこの事件に対して保安当局は、「スマートスピーカーが偶然にも通報したことで最悪の事態を回避できた。この技術は間違いなく母子を暴力的状況から救うために役立つことができた」とコメントしたということです。